2020年11月、第156回日商簿記2級に合格しました。
この記事では、40代の主婦簿記2級合格までに具体的にどんな勉強をしたのか?
どのくらいの期間勉強したのか?
などについて書いていきたいと思います。
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簿記2級合格までにかかった期間と時間
簿記2級の学習を開始してから、試験当日までの期間は、約3カ月。
学習時間は300時間程度だったように思います。
10年程前に簿記3級に一度合格していますが、簿記2級の学習は今回が初めて。
簿記の知識が必要な仕事等はしたことがありません。
年齢と共に記憶力などは低下していくというデータもあるようですが、何とか40代から勉強を始めても合格することが出来ました。
簿記2級に合格するまでの具体的な学習手順
まずは、日商簿記2級に合格するまでに、私がやったことを、なるべく具体的に書いていきたいと思います。
テキストを読み込む
最初は、とにかくテキストを読み込み、2級の出題範囲をインプットしていきました。
私が購入したテキストは、各章毎に簡単な例題が付いているタイプだったので、例題も解きながら読み進めました。
最初は解き方を見ながら、次は何も見ずに、2回目で間違えたところは、もう一度と、2.5周くらいしました。
なるべく平易な言葉で書かれたテキストを選んだつもりですが、それでも、普段使わない単語や、文字だけではイメージが付き辛いものも多く、読み込みに時間がかかってしまいました。
2級は、3級と比べて出題範囲も広く、丸暗記で乗り切るのは少しキツいので、テキストの読み込みには時間をかけたほうが良いように思いました。
隙間時間や家事をしながらの動画学習
テキストでのインプットと並行して、YouTubeなどの動画での学習も取り入れていました。
動画学習は
- テキスト学習前の予習として
- テキストで良く分からなかった部分の補填学習として
- 家事や雑用をしながらの聞き流し学習として
と、様々な場面で活用していました。
私が特に活用させていただいたYouTubeチャンネルは、「【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆき」というチャンネルです。
「この動画、無料でいいんですか??」と言いたくなるくらいクオリティの高い動画を数多く作られているので、このチャンネルを見るだけでも2級の出題範囲がほぼ網羅出来てしまいます。
また、ご自身が公認会計士として働いてきた中での経験なども織り交ぜながら話してくださるので、文字だけの情報と比べて、とてもイメージが沸きやすかったです。
独学で勉強するとなると、勘定科目や用語などを耳に出来る機会は少ないので、聞き流すだけでもかなり勉強になります。
科目別問題集
テキスト付属の問題をある程度解けるようになった後は、商業・工業に分かれた問題集で、問題を解くことに慣れていきました。
問題集は、テキスト付属の問題よりも、より難易度が高く、実践に近い問題が出題されます。
間違えたところや、理解できなかったところは、もう一度やり直したり、テキストに戻って学習し直したりと、これも2.5周くらいやりました。
模試・過去問
最後に、過去問や模試で仕上げをしました。
2級は出題範囲が3級と比べて、出題範囲はかなり広く、制限時間も厳しい為、制限時間内に合格点を取れるようになるまで、かなりの数の問題をこなしました。
テキスト等である程度理解出来ていても、
- 問題文から意図を理解する
- 勘定科目や数字などの慣れない文字を大量に書く
- 計算をこなす
という一連の流れを制限時間内に収める為には、ある程度数をこなす必要がありました。
また、初めて見るような問題は、どうしても時間がかかってしまったり、解答に自信が持てなかったりします。
試験当日までに、実践的な問題に数多く触れておくのは大事だと感じました。
過去問や模試をやると、自分の苦手な部分もハッキリしてきます。
苦手な部分は、もう一度テキストや動画を確認したり、基本問題を解いてみるなどして強化していきました。
スマホアプリ
隙間時間などで復習出来ればいいなと思って、スマホアプリをダウンロードしてみました。
ただ、私は通勤時間などが無いため、あまり上手く活用できませんでした。
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通勤・通学時間などを活用して仕訳の練習や勘定科目の復習をしたいという方には、とても便利なアプリです。
有料版を購入すると、6回分の模試をダウンロードできるので、模試の分だけでも料金分の元が取れたかな?と思っています。
独学で簿記を学習した際の問題点
実際に独学で簿記の学習をしてみて、少し困った点などをまとめていこうと思います。
質問が出来ない
予備校や通信教育などで学習していれば、先生や質問サービス等を利用して質問出来る機会があるかと思いますが、独学の場合は、当然ながら質問する相手が居ません。
ネット等で探せば、ある程度の答えや考え方などを探すことが出来ますが、細かい論点や、解説を見ても理解できなかった問題などは、なかなか解決するのが難しくなってしまいます。
動画とテキストで説明や解法が違うことがある
今回、YouTube等の動画学習を取り入れたのですが、私が使用しているテキストと動画で、多少問題の解き方等が異なる部分がありました。
もちろん、どちらも間違っている訳ではなく、最終的にはどちらの方法も理解できるようになるのが理想なのでしょう。
しかし、初期のインプットの段階で複数のやり方を取り入れてしまうと、混乱の原因になってしまう場合があります。
解法がテキストと異なっている動画は、あえて見ないなどの工夫が必要でした。
簿記2級合格までにやったことまとめ
長々と書いてきましたが、簿記2級学習開始から合格までにしたことについてまとめてみました。
具体的な順番としては、大体
- テキストを読む
- テキストの例題を解く
- 科目別問題集を解く
- 隙間時間で動画学習
- 簿記HPのサンプル問題を解く
- 模試・過去問を解く
- 苦手な部分をテキストや動画で復習
のような手順で学習を進めていきました。
人によって合う合わないはあるかと思いますし、もっと効率の良い学習方法もあるかも知れません。
あくまでも一例として参考にしていただければ幸いです。
次回は、簿記2級の学習に実際に使用したテキストや問題集をご紹介していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。