2021年5月19日(水)、埼玉県所沢市の遊園地「西武園ゆうえんち」がリニューアルオープンしました。
ここ十数年は新機種の導入なども無く、老朽化の進んでいた西武園ゆうえんちですが、ユニバーサルスタジオ・ジャパンやネスタリゾート神戸の再建を手掛けた「株式会社刀」とタッグを組んで、新装開業に踏み切ったようです。
新しい西武園ゆうえんちは「昭和の熱気を遊び尽くせ」をテーマに、昭和初期の街並みや活気を再現していくということ。
2020年秋からの休業期間を経て、いよいよグランドオープン!!
幸運にも初日に行くことができたので、体験レポートを書いていきたいと思います。
昭和の熱気を存分に味わってきた感想をレポートするよー
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チケット購入
西武園ゆうえんちで遊ぶには「1日レヂャー切符」を購入する必要があります。
リニューアル前は、入園券かフリーパスを選ぶことが出来ましたが、リニューアル後は「1日レヂャー切符」のみに統一されました。
このチケット1枚あれば、西武園ゆうえんちの入園はもちろん、アトラクションも乗り放題。
丸一日西武園ゆうえんちを遊び尽くせてしまいます。
料金は、大人(中学生以上)4,400円・子ども3,300円(税込)
当日窓口でも購入出来ますが、電子チケットサイトasoview!での事前購入が便利です。
今後緊急事態宣言等の影響で入場制限を行う可能性もあるそうですので、土日等繁忙日に行かれる予定の方は特に、日付指定券の事前購入をお勧めします。
西武園遊園地チケット購入は、下記リンクよりasoview!サイトへお進みください。
理由は「園内のお買い物は独自通貨「西武園」で」の章で詳しく書きますが、チケット購入の際には、西武園通貨 250園セットを併せて購入するか、得1日レヂャーパック(西武園通貨付き)にすることを強くおすすめします。
メインアトラクションゴジラ・ザ・ライド
入園してまず最初に向かったのは、今回のリニューアルの目玉アトラクション「ゴジラ・ザ・ライド」
入園口左手丘の上にある「夕陽館」という立派な建物の中にあるアトラクションです。
中に入ってみてまず驚くのが、豪華なその作り。
赤絨毯に、ピカピカのポール、シャンデリアなど、昭和キネマ館をイメージしたと思われる品々が、アトラクション体験前から気分を盛り上げてくれます。
巨大生物が所沢付近に接近中!!
急いで逃げなければ!!
という設定のもと、プレショールームでは自衛隊風のスタッフさんが迫真の演技を繰り広げてくれます。
アトラクションは、富士急ハイランドの「富士飛行社」やディズニーシーの「ソアリン」のようなシアタータイプです。
巨大生物の攻撃が迫る中脱出という設定のため、かなりの勢いで椅子が揺れる激しいアトラクションでした。
没入感もかなり高く、私の周りの人の間でも、高評価をあげる人が多かったです。
ただし、動きが激しい分、車酔いなどしやすい人は要注意です。
途中で降りることは出来ませんので、万一気持ち悪くなってしまった時は、目を瞑って横のバーをしっかり握って、上映終了を待ちましょう。
昭和初期の街並みを再現した商店街
今回のリニューアルのもう1つの目玉は、昭和初期の街並みを再現した商店街。
入園ゲートをまっすぐに進むと、商店街と、昭和風衣装に身を包んだスタッフさん達が目に飛び込んできます。
商店街入ってすぐの新聞社では、園内マップや見どころなどが掲載された新聞を「号外」として配布しています。
流れている楽曲は、
- 東京ブギウギ
- 三百六十五歩のマーチ
- スーダラ節
など、昭和を代表する名曲ばかり。
昭和にタイムスリップしたような空間を楽しむことが出来ます。
わずか数十メートルほどの商店街の中では
- アトモスショー
- 記念撮影
- 食べ歩きや喫茶店等での食事
- お買い物
などの体験が出来ます。
突然繰り広げられるアトモスショー
商店街内では、定期的にアトモスショー※が開催されています。
一部のショーは、インフォメーションで開催時間を教えてくれるそうですが、ほとんどのショーは時間非公開での開催。
パンフレット等にも開催時間の案内はありません。
昭和の街で生活する人の会話や、突発的に起こった出来事などがそのままショーになるといったような演出になっています。
今回は
- キッチンビート
- 紙芝居
- 八百屋前でのグリーティングショー
を見ることが出来ました。
後ほど動画をアップしますね♪
残念ながら、ブギウギ祭を見逃してしまったので、次回行ける機会があれば、ぜひ見たいです。
※アトモス=アトモスフィアと呼ばれる、時間や場所が正式に発表されないショーのこと。
主にディズニーランドなどで使われている用語です。
記念写真撮影
入園ゲート入って右側、三輪自動車が停車している場所で、無料の記念撮影をしていました。
西武園ゆうえんちに入園した人なら、誰でも無料で撮影してくれるようで、レトロなモノクロ写真がいただけます。
無料で貰える写真は、写真サイズ3cm×4.5cmほどの小さなものですが、料金を支払えば、大きな日付入りカラー写真に変更することも出来ます。
来園記念にとても良いおみやげになるので、これから行かれる方はぜひ撮ってもらってくださいね♪
食べ歩きや喫茶店等での食事
園内のお買い物やゲームなどは、西武園ゆうえんち内で使用できる独自通貨「西武園」を利用します。
「西武園」については長くなりますので後述しますね。
商店街には、
- 定食やうどんなどを扱う「助六屋」
- スパゲティーやクリームソーダなどを扱う「喫茶ビクトリア」
の2件の飲食店があります。
いずれも、70席前後と、遊園地内のレストランとしては狭いので、12時前後には大行列になっていました。
ここで食事をする場合には、お昼時を外したほうが良さそうですね。
その他にも
- コロッケ(クロケット)
- おだんご
- おせんべい
- ポン菓子
- かき氷
といった食べ歩きフードも充実。
商店街をの裏には椅子とテーブルもたくさん用意されているので、ゆっくり座って食べることも出来そうですね。
お買い物
商店街入口近くにあるお土産屋さんには西武園ゆうえんちオリジナルグッズやお菓子、昭和を感じさせるレトログッズなどが並びます。
今回私は、がまぐち財布とミラー、缶バッチを購入。
西武園レトログッズや遊園地グッズが好きな方、職場や近所へのおみやげを買う予定の方は、ぜひチェックしてみてくださいね♪
園内のお買い物は独自通貨「西武園」で
最後に、西武園ゆうえんちの特徴的なシステム、独自通貨「西武園」についてお話しておきたいと思います。
西武園ゆうえんち園内では、お土産や食事の購入、射的等のゲームをする際に日本円やクレジットカード、電子マネーでの支払いが出来ません。
支払いは、独自通貨「西武園」のみ。
キャッシュレスが進む現代だからこそ、あえて紙幣で支払うことをエンターテイメントとして演出する狙いがあるそうです。
「西武園」は、商店街中ほどにある郵便局か、園内に居る郵便局員風のスタッフさんから100西武園=600円のレートで購入出来ます。
正直、換金する手間もあり、当日中に使い切らなければいけないという制約もある為、私個人としてはあまり楽しめなかったように思います。
必要な分だけ西武園を買わなくてはいけない。
残らないように使い切らなくてはいけない。
と考えてしまうと、どうしても買い物や食事を楽しむよりもそちらに気を取られてしまいますね(;^_^A
また、土日などには園内通貨を購入する人の長い列が出来てしまっているようです。
土日や祝日等、混雑が予想される日に行かれる方は、得1日レヂャーパック(西武園通貨付き)または西武園通貨 250園セットを事前に購入しておけば、入場受付時に「西武園」を入手できるのでおすすめです。
西武園ゆうえんちリニューアル初日を体験しての感想
西武園グランドオープン初日に行ってきた様子をレポートしました。
新アトラクションや、昭和の商店街の散策も楽しくて、とても楽しい1日を過ごせました(*^^*)
初日ということもあって、アトモスのスタッフさんもたくさん居ましたし、施設の作りこみも細かくて、商店街の中だけでも半日くらいは楽しめる程のボリューム感でした。
今後、お客さんが減ってしまった場合には、徐々にアトモスショーなどが削減される可能性もありますので、ショーを観たい方はお早めに行かれることをお勧めします。
一方で、リニューアル前と比較して、純粋な新規アトラクションはゴジラ・ザ・ライドのみ。
クラシックカーがクローズして、その場所に2020年8月末閉園したとしまえんのチャレンジトレインを移設。
旧メルヘンタウン時代のジェットコースター・ティーカップ・空飛ぶぞうの3機種がレオランドのアトラクションとしてリニューアル。
と、アトラクション面では少し物足りない印象も。
元々アトラクションの機種数が少ない園なので、もう少しかさ増し的な要素があっても良かったのではないかな?という感想を持ちました。
個人的な感想としては、楽しかったけども何度もリピートしたいかと言われると、ちょっと考えてしまうなというのが正直なところです。
アトモスショーや、シアター型アトラクションは、動的な要素が強いので、今後
- 季節に合わせたアトモスショーを開催する
- ゴジラ・ザ・ライドの上映内容を変更する
などの要素があれば、リピーター獲得も狙えるのではないかな?といった印象です。
引き続き、西武園ゆうえんちの今後の動向にも注目していきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
「西武園ゆうえんち、ちょっと行ってみようかな?」と思った方は、ぜひ下記リンクからチケット情報をチェックしてみてくださいね♪